基本的に間仕切り工事の多くはマンションの間取り変更時に行われることが多いのですが、今回は戸建ての工事で、二階部分の間仕切りが全くない状態から区切っていくという工事となりました。
間仕切り工事の着工
戸建ての場合、天井の補修、床の補修などが必要ないので、お客様とじっくり間取りについて打ち合わせることが出来ました。最初はお客様のイメージを元に図面を何パターンか書いて確認していただき、それから細かい修正を加えて完成させていきます。
墨出し
まずは壁を立てる位置に墨出しをしていきます。これは壁の下地となる木材が来る位置、ボードが来る位置を床・壁・天井に書き出すことで細かい微調整を行う目的があります。図面では真っ直ぐですが、実際は床・壁・天井が曲がっていたなど良くある話です。
次に床と天井に木材を打ち付けていきます。
そこに木材を立てに嵌め込む事で壁の下地が出来て行きます。
建具枠の設置
各建具の納まりは、同じメーカーでも建具の種類で違うので(開き戸と収納建具との違いなど)きちんと詳細図を確認する必要があります。
ボード貼り
いよいよボード貼りです。
作業効率と強度を上げる為、縦だけではなく横にも下地が入っています。これによりボードに無駄なカットを入れずに済むというわけです。
クロス貼り
ボードが貼り終わると仕上げのクロスを貼って行きます。
まずは凹みやボードの境目をパテで埋め、平滑にします。その後クロスを貼って行きます。
今回は建具のこげ茶が映えるように出来るだけ明るめなクロスにしました。
建具を納めて完成
クロスも貼り終わり、仕上げに建具を納めて完成です。
ちなみにこの建具、全て端から端まで移動できる上に取り外しも出来る優れものです。