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高断熱 屋根の葺き替え 横暖ルーフ

屋根の葺き替え横暖ルーフを使って行いました。

屋根の葺き替え

横暖ルーフとは、株式会社チューオーの屋根材でガルバニウム鋼板で出来ています。
加えて裏に硬質ウレタンフォームが貼られており、軽い上に断熱性も高いという屋根材です。
しかも、既存のコロニアル屋根の上から葺く事が出来るので工期も短くする事ができます。ただしこの工法は既存の屋根下地がしっかりしていることを確認した上での判断です。

唐草

まずは、軒先に唐草と呼ばれる板金を取り付けていきます。
この唐草にもいろいろ種類がありますが、今回はゼロスターター25という部材を使いました。理由は軒先と樋の位置関係によりそちらの方が雨水の処理が容易だと判断したからです。

ルーフィング

次にルーフィングを貼っていきます。
今回使用したのは田島応用化工株式会社タディスセルフという粘着ルーフィングです。
貼り付け後約2時間で強固な粘着力と防水効果を発揮するルーフィングです。
材質は改質アスファルト、打ち込んだビスの穴もキュッと締まるので防水性抜群です。実際これだけでも当分の間水は侵入できないという優れものです。

抜き板

次に抜き板を取り付けていきます。
仕様では30×45の木材を二列打ち付けないといけないのですが、後々取り付ける棟包の寸法を考えながら取り付けます。また、棟の通りに直接影響が出るのできちんと真っ直ぐ取り付けます。

地瓦部分

ここから地瓦部分を取り付けていきます。
この瓦は前の爪を前方の瓦に引っ掛け、後ろをビスで止めて固定します。この時きちんと爪を嵌め込まないと、その後ろに付く瓦が歪んでしまうのできちんとはまっているのを確認して取り付けるようにします。また、抜き板に当たる部分は立ち上げて納めます。

横暖ルーフ

いよいよを包みます。
雨漏りといいますと谷や部屋内が無い場合、棟からに侵入が多いです。ですからこの棟のしまいには特に気を使います。まず、先程立ち上げた地瓦と抜き板の接している部分にコーキングを施します。次に棟包と地瓦の接する部分にシーラーテープを貼ります。ちなみにこのテープは棟包で押さえ込むような形で施工する必要があるのでそこも計算して取り付けます。その後棟包を取り付けて終了です。