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給水管新設工事の材料選び

給水管とは、外部から敷地内に入ってきた水道管をトイレ・浴室・キッチン等に分配する為の配管です。

基本的に給水管は土の中に埋まっていますが、築20年~の住宅では鋼管という材料が使われていて、経年劣化とともに錆びてきます。鋼管にも種類があり、昔の鋼管は管内部に被膜が無いものが多いので錆びてくると漏水してしまいます。

そこで、給水管新設工事となります。

給水管は必ず劣化がするものなので、材料の選択が重要となってきます。
ここで説明するのは弊社で使用している材料です。※他にも様々な種類の材料があります。

鋼管(塩ビライニング鋼管)

鋼管(塩ビライニング鋼管)

既存の鋼管とは違い内部に塩ビの被膜を施しており、内部からの腐食に強い特徴があります。
外部からの衝撃にも強いので露出配管にも向いていますが、接続の際にねじ切りという加工を行わないといけないので施工時間がとても掛かります。また材料自体も高いので全体的に金額が高くなってしまいます。

架橋ポリエチレン管

架橋ポリエチレン管

優れた耐食性・耐塩素水性・耐寒性・耐熱性があり、一般の給水配管から給湯配管や床暖房の温水配管などの、配管に使用できる配管材料です。
材料も曲げることができるので運び易く、施工もし易いです。新築の建物でも多く使われています。オススメの材料です。

HIVP(耐衝撃性塩化ビニル管)

HIVP(耐衝撃性塩化ビニル管)

現在排水用で使用されている塩化ビニル管に耐衝撃性を追加した配管です。
比較的安価で施工もし易いのでコストを下げることが出来ます。